HBA北海道支部主催「北海道産農産物を使った全国カクテルコンクール2026」結果報告

2012年の第1回目の開催から、胆振東部地震・新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う制限措置により休止した期間もありましたが、今年で第10回目となる「北海道産農産物を使った全国カクテルコンクール2026」が2026年10月12日(祝・月) 札幌市 グランドメルキュール札幌大通公園にて開催されました。
会場には310名を超えるお客さまにご来場いただき、カクテルを愉しんでいただきました。
今回は協賛のキリンビール㈱さまの「キリンジャパニーズウイスキー富士」シリーズの「シングルグレーン」「シングルブレンデッド」「シングルモルト」そして「スミノフNo.21」に
北海道産農産物の「トマト・かぼちゃ・ほうれん草・ゆりね・レッドビート」を単体または複合使用し、未発表のオリジナルカクテルを創作、競技はプレゼンテーション方式にて行い、選手自ら創作したカクテルへの熱き想いを会場のお客さまに披露していただきました。
冒頭に、主催団体代表として野田会長よりご挨拶があり、10回目の節目となった今大会に思いを馳せ、2012年に立ち上げられた本コンクールの経緯(野田会長が北海道支部長就任時に発足)決して平坦ではなかった10回にわたる開催の歴史を振り返り、発足より繋いだ北海道支部の後進たちへの労いと長きにわたるパートナーのキリンビール(株)さまへの感謝、「一般の部」という新たな広がりの機会を繋いだコープさっぽろさまへの感謝を述べられ、ご後援をいただいております北海道より、昨年も審査員を務めていただきました北海道農政部 食の安全・みどりの農業推進監 野口 正浩(ノグチマサヒロ)さまからは、10大会目の開催のお祝いと北海道産農産物の普及への貢献、大会の歴史について共感を寄せられ、「カクテルは“わっとする”ものと」と今大会初めての登場となるレッドビートにも触れ、まだ見ぬカクテルたちへの期待を述べられました。


第一部:
本コンクールの特徴として、特別協賛の北海道に100以上の店舗を構える生活協同組合「コープさっぽろ」さまのご協力のもと、広く一般の皆さまから作品を募集する「一般部門」が設けられていることです。
冒頭にコープさっぽろ 大見 英明(オオミヒデアキ)理事長にご挨拶を賜り、2014年から開始した「一般の部」の思い、その歴史に触れられ、「カクテルは文化」と楽しむ方の層を広げること、「〆パフェ」に見られる流行からの定着から、「〆カクテル」ムーブメントへの期待を述べられました。
一般の部は、キリンウイスキー陸・ジョニーウォーカーを課題とした「カクテル部門」とキリン午後の紅茶を課題とした「ノンアルコールカクテル部門」が設けられ、大賞はジョニーウォーカーレッドとパプリカを使ったカクテルが選ばれ、大見理事長より賞状の授与、ホテル宿泊券ペアチケット・お食事券の贈呈、キリンビール㈱・キリンビバレッジ㈱さまよりキリン シングルグレーン ジャパニーズウイスキー 富士、キリン午後の紅茶おいしい無糖1ケース24本が贈られました。

第二部:
バーテンダーの部・開幕。
全国より挑戦いただいた数多くの作品から書類審査にて選ばれたファイナリスト10名が来場のお客さまの大きな拍手に迎えられ、ステージから力強い歩みで各選手のブースへ。今大会は10回目の節目となることから、過去9名の歴代チャンピオンも会場に集結。選手たちを温かく見送りました。司会進行役はHBA CLASSIC 創作カクテルコンペティション王者・オーセントホテル小樽 八重樫 猛氏の「Bar is open」の掛け声にて、コンクール&パーティーが開始されました。
今年で3回目となり、北海道支部の定番となった、ステージを設け壇上のカウンターにて競技および審査を実施。客席では壇上にて演技・スタンバイ・待機の3名の選手以外の7名の選手がパーティーの振る舞いを開始するスタイルにて開催(審査員・非回遊型)
審査員には北海道農政部 食の安全・みどりの農業推進監 野口さま・キリンディスティラリー㈱代表取締役 兼御殿場工場長 井上 剛志 (イノウエ タケシ)さま、北海道に展開するチョコレート専門店「ショコラティエ マサール」株式会社マサール 常務取締役/商品開発責任者 古谷 穉加子さま、HBA古澤 孝之 副会長、第25回HBA CLASSIC 創作カクテルコンペティション王者 佐藤 泰代 氏 をお招きして行われました。
カクテルのプレゼンテーションの選手の持ち時間は5分間。5杯分のカクテルを創作し、使用材料は仕込み(自家製・可)で使用するものも含め8種類までと制限。審査基準として①普及性(ネーミング、再現性と普及期待値)②整合性(農産物の活かし方、素材との調和、名前との整合性)③作品(香り・味わい、色彩や見た目、印象)④ホスピタリティ(礼儀作法、プレゼンテーション、清潔感、手際)⑤お客様投票 6つを観点から審査。総合得点の高い選手にグランプリ「北海道知事賞」が授与されます。古澤副会長より総評が述べられ、
「北海道産農産物」の味わいを活かし、「キリン シングルグレーン ジャパニーズウイスキー富士」「スミノフNo.21」の味わいを相乗させた「北海道・愛」が溢れた作品が選ばれました。





バーテンダーの部 結果

☆北海道知事賞
・北海道知事賞 (グランプリ)
カクテル名:Crimson Bloom
使用農産物:レッドビート
笹崎 あづみ
Bar Adonis (札幌市)

・北海道経済連合会会長賞 (2位)
カクテル名:
Northen Beety~美と健康を北の国から~
使用農産物: レッドビート
林 希実
万平ホテル (長野県)

・札幌商工会議所会頭賞 (3位)
カクテル名:La Récolte
使用農産物:かぼちゃ
砂川 拓海
ホテルニューオータニ大阪 (大阪府)

・HBA 特別賞
カクテル名:Heart Beet ~北の鼓動~
使用農産物:レッドビート
戸塚 信弥
ホテル ザ・カハラ・ホテル&リゾーツ横浜 (神奈川県)
・オーディエンス賞:Crimson Bloom
使用農産物:レッドビート
笹崎 あづみ
Bar Adonis (札幌市)

「グランプリ 北海道知事賞」を受賞した笹崎さんのインタビューでは「初めて出場した時は3位、2年前の2回目の大会では準優勝(2位)、そして今年の3回目でグランプリ(1位)に選ばれました」と着実にステップアップできた喜びと「農産物の可能性を楽しめる大会」と大会へのやりがいを述べ、笑顔と感謝で締めくくりました。10回目の節目となる今年は道産子バーテンダーが、第10人目となるチャンピオンとなりました。
会場では選手のカクテルはもちろんのこと、10大会目のこの日の為に集結した第1回からの第9回のチャンピオンが自身の優勝時のカクテルを「歴代チャンピオンブース」にて提供。王者の風格でお客さまを大いに盛り上げ、カクテルパーティーに華を添えた。(第1回チャンピオン 西泰秀氏、第2回チャンピオン 古賀大介氏、第3回チャンピオン 名取麻子氏、第4回チャンピオン 西村秀平氏、第5回チャンピオン 滝川芽衣氏、
第6回チャンピオン 小嶋修氏、第7回チャンピオン 尾中祥太氏、第8回チャンピオン 北川育美氏、第9回チャンピオン 白戸崇弘氏)
「一般部門・大賞」のカクテル「情熱のパプモーニ」、キリンビール㈱さまブースには「新・一番搾り」のビールブース・ウイスキー陸のハイボール・ギルビージントニック、ピーチ&アイスティー(ピーチリキュール&午後の紅茶おいしい無糖)、HBA北海道支部でも「パンチスタイルの野菜をふんだんに使ったノンアルコールカクテル」を提供。
更に、選手の振る舞いが終了し表彰式までの20分間に「HBA北海道支部会員によるカクテル振る舞い」を行い、今大会にて裏方として運営に携わった会員が「ギムレット・サイドカー・コスモポリタン・ダイキリ」のスタンダードカクテルを作成。会場にお越しのお客さまに感謝の気持ちを届けました。
閉会のご挨拶にキリンビール㈱北海道統括本部長 森久 一郎(モリク イチロウ)さまから、バー業界を取り巻く環境の変化を捉えつつその先の展望への期待を賜り、大きな拍手に包まれて閉会となりました。
今年も、ファイナリストの皆さまの素晴らしい作品、キリンビール株式会社さま・キリンビバレッジさまのご協賛のもと、カクテルにて北海道産農産物との融合の可能性と素晴らしさをお伝えできる機会となりました。
キリンディスティラリー㈱代表取締役社長 兼 御殿場工場長の井上さまからは「香味だけではなく、コンセプトやストーリー、プレゼンテーションまで含めて一つの作品として完成させるバーテンダーの皆さまの創造力と情熱には大きな刺激をいただきました」とコメントをいただきました。
10回目の開催にあたり、継続して積み重ねてきたその歴史に携わった全ての方々に感謝と敬意を表します。
これからも、バーテンダーが輝けること、人と人を結ぶこと、次へとつなげていけることを目指す大会にして参ります。
一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会
北海道支部長 名取 麻子
